5 名前: ◆fDrvxgSyBQ[] 投稿日:2005/12/19(月) 23:05:44 ID:CVnWNNLk 受け渡し方法を決めて電話を切った。 ブーンは1キロほど歩いて家まで帰った。 銃を枕元において布団に包まり、考えをめぐらせた。 なぜ、自分なのか?それはやはり――父のせいか。 父はだまされて、廃止派の命令で情報部員を殺した。だが、廃止派の命令だったというのはウソで―― 今回のように、仲間によって仕組まれたものだろうか。 (;^ω^)頭がこんがらかってきたお・・・マスターなら知っているかお ブーンは明日の夜バーボンハウスに行くことにして、やっと眠りについた。。 6 名前: ◆fDrvxgSyBQ[] 投稿日:2005/12/19(月) 23:20:26 ID:CVnWNNLk 昼間、ドクオから中嶋バルケンの死亡診断書の入った封筒を受け取った。 もしや、また親衛隊から襲撃されるかと思ったが、何もなかった。 内部分裂で、それどころではなくなったのだろうか。 ブーンは、久しぶりにターミナルのある都会に出て本屋で立ち読みをしたり、吉野家で飯を食ったりした。 6時頃バーボンハウスに行った。 ( ,_ノ`)おや、いらっしゃい ξ*゚ー゚)ξこんばんは ちょうどツンは帰り支度をしているところだった。 ( ^ω^)ツンさんを送ってからまた来るお。 ( ,_ノ`)じゃあ、また明日。 こうして一緒に帰るの何度目だろう。 二人を見た人は、どんな関係と思うだろうか――。 ξ*゚ー゚)ξ風邪とか大丈夫? ( ^ω^)それだけが取り柄だお。 ξ*゚ー゚)ξそっか 二人は黙って歩く。ブーンのほうが20センチほど身長が高いので、ツンにあわせてゆっくり歩いている。 ツンは、それに気づいていた。 ――ツンさんは、どう思っているのだろう。父親が解放軍だったとはいえ、危険を感じないのだろうか。 たとえば――まったくその気は無いが――襲われるとか。 ( ^ω^)あの ξ*゚ー゚)ξ何? ( ^ω^)正体を知って・・・なんとも思わないのかお? 7 名前: ◆fDrvxgSyBQ[] 投稿日:2005/12/20(火) 00:05:49 ID:CVnWNNLk ξ*゚ー゚)ξ・・別に。父も解放軍だったし・・・気にしないわ。 ( ^ω^)そうかお・・・。 ξ*゚ー゚)ξあの・・・晩御飯は? ( ^ω^)あ、ごめん。もう食べてきたお。明日は来るお。 ξ*゚听)ξべっ・・・別に作ってあげようとかじゃなくて、来ないのに作ったらもったいないから聞いただけだから・・・・ (;^ω^)う・・・うん・・・(なんか変だお) ξ*゚听)ξお、おやすみ ( ^ω^)おやすみだお ――ツンが同じような境遇だからだ。同情してる。もし、自分が違う町にいけば忘れてしまうだろう。 ( ^ω^)それは・・・・寂しいお・・・ ――寂しい? 一人の方が楽だった。任務も一人でこなすし、気ままでいい。 ――なのに。ツンと離れることを思うと、胸が苦しくなる。ツンのそばにいたいと思う。 出会って1ヶ月ほどしか経ってないのに、どうしてこんなに惹かれるのだろう・・・・ ( ,_ノ`)ご注文は? ( ^ω^)バーボン ( ,_ノ`)ショボ、バーボン (´・ω・`)はいっ 店は繁盛していた。ブーンはいつものようにカウンターの端っこに座り、静かにバーボンをすする。